海外通販のススメ

最近は一時期に比べ円安傾向になってしまい海外通販を利用するメリットがなくなってきた。
しかし、まだ探せばお得な商品はたくさんありそのような情報を独自で仕入れ安く買うのも海外通販の醍醐味とも言える。
まだ海外通販を利用したことがない人でも簡単に理解できるように解説しようと思う。

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言葉が通じないと…

最初にぶつかるのは言葉の壁だと思う。
でも心配ご無用。最近はどこの国でも日本と同じような「買い物かご」システムを利用しているので写真を見てちょっとした仕様が自分の欲しいものかどうかが分かれば購入できる。
でもやっぱり心配、という人は日本語表示可能、さらに日本語でサポート可能な通販会社があるので利用されてはどうだろう。

関税ってどうなるの?

ちょっと面倒な話。
日本国内に住んでいる人は必ず払う消費税。この消費税は商品代金に一定の税率をかける。
関税の場合も同様にかかるが関税の場合、商品代金と送料と保険料に一定の税率をかける。
ただし、個人輸入の場合は特例として商品代金×0.6に一定の税率をかけるという関税の軽減措置がある。この金額を課税標準という。
またこの課税標準額が10,000円以下は免税になる。
まとめると

一般輸入 (商品代金+送料+保険料)×関税率=関税額
個人輸入 (商品代金×0.6      )×関税率=関税額 商品代金×0.6=10,000円以下なら免税

商品価格×0.6=10,000円 → 商品価格16,666円
ということで商品価格が16,666円以下で購入すれば免税になる。ただし、国内の産業保護のため免税対象外になる品目もあるので注意。(編物、革製品など)
免税対象外になったものとしてはダウンヒル用のパンツ(伸びない素材)が編物として課税されたことがある。

で、具体的に関税ってどうなるの?

16,666円を超えてしまった時はどうなるか。
はい、課税されます。
ただし、10万円以下の場合は一般関税率ではなく簡易税率が適用されることがある。(品目によって変わる)
自転車関連だと水分補給用のタブレット、粉末飲料がサプリメントと判断されて15%かかったことがある。(たぶん一般関税率)
それ以外の自転車用品はスポーツ用品とみなされ基本的に関税はかからないと思って良い。(税関職員、通関士の判断で変わる可能性あり)
課税標準額が20万円(商品代金33万円)を超えると個人使用である旨の念書が必要になる場合がある。(このケースに当てはまる時は連絡があるらしい)
スポーツ用品で無税になっても内国消費税と地方消費税はかかる。その額は

内国消費税 (商品代金×0.6)×4%=内国消費税額
地方消費税 (内国消費税額) ×25%=地方消費税額 (内国消費税額、地方消費税額ともに100円未満切り捨て)

ただし、国内メーカーのものを逆輸入した場合は消費税がかからない模様。(シマノ製品はかからなかった)
あとは通関手数料がかかります。

住所の書き方は?

海外の住所の書き方は日本と逆と習った人がほとんどかと。
でも正直に言います。
日本国内と同じで大丈夫。
例えば 〒100-8913 東京都千代田区霞が関 1-2-3 だったら
Country :JAPAN
Zip code:100-8913
Pref       :Tokyo
City       :Chiyodaku
Adress   :Kasumigaseki 1-2-3
これで届きます。中途半端に変えられると逆に読みにくい。(郵便配達のバイトをした経験談)

CAUTION!
課税される、されないは税関職員や通関士の判断で変わることがありますので注意してください。
配達時に課税判断に不明な点や不服がある場合は受け取りを拒否し税関職員、通関士に相談することをお勧めします。
一度納税してしまうと取り戻すことは難しいようです。

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