ロードバイク用のパワーメーターが気になりはじめて早数年。いろいろなメーカーから発売され価格もかなり下がってきたのでそろそろ購入に向けて調べてみますか、ということで作ってみました。
ちなみにこれを書いている時点ではすでに購入済みです。私なりの視点でどうして選ばなかったかなど書いてありますので、参考にしてみてください。
選定条件としては
- 両側計測可能
- 簡単に他のバイクに移設可能
- メンテナンスが簡単
を考慮しました。
どんなタイプがあるの?
パワーメーターにどんなタイプがあるか分類してみます。
- ホイール(ハブ)組み込み型
- クランク組み込み型
- ペダル組み込み型
この3種類に大別できると思います。
それぞれについてメリット、デメリットをあげてみます。
ホイール(ハブ)組み込み型
これは下の写真のようにホイールのハブに歪み計を装着し計測する方式です。
PowerTapが有名です。
メリット
- クランク型、ペダル型と比較して安価。
- 比較的高精度な計測ができる。
- 電池交換等が簡単。
- 根本的に自転車が変わらない限り(ディスクブレーキ化とかMTBでいうBoost規格とかスルーアクスルとか)他のバイクに取り付け可能。
デメリット
- 完組ホイールの場合、好みのデザインであればいいが…。
- 下の写真のようなハブだけ買って組むという手もあるが面倒。
クランク組み込み型
このタイプが現在の主流かと思います。
メーカーとしてはシマノ、パイオニア、Stages Cycling、Rotor、FSAが有名かと。
シマノ FC-R9100-P パワーメーター内蔵 50X34T 170mm 11S IFCR9100PCX04A
Stages Cycling Stages Power Meter Dura-Ace R9100 LR
メリット
- 予算や使用目的により左足計測のみ、両足計測など選択できる。
- ぺダリング効率などホイールタイプではできない精密な解析が可能。
- シマノコンポにシマノクランクなど純正品ならではの品質を味わえる。(変速性能とか?)
デメリット
- 高い。
- 基本的にシマノは古いコンポの事は考慮してくれない。(7970 Di2ユーザーはねえ…)
ペダル組み込み型
これはペダル軸等にセンサーを内蔵したタイプとなります。
Garmin、PowerTapが有名かな。
GARMIN(ガーミン) VECTOR3 (ベクター3)パワーメーター パワー計測ビンディングペダル
PowerTap – P1 ペダル式パワーメーターセット
メリット
- 予算や使用目的により左足計測のみ、両足計測など選択できる。
- ぺダリング効率などホイールタイプではできない精密な解析が可能。
- 他のバイクへの付け替えが容易。ペダル取付用のねじサイズが変わらない限りいつまでも使える。
デメリット
- 高い。
- 落車が心配。
で、どれを買ったの?
ホイール組み込み型はデザインが好きじゃないのもあるが、Fulcrum以外のホイールが欲しくない状態になっているので却下。
クランク組み込み型はコンポ全とっかえで9150化を検討したんですが、価格面&シマノは7970→9000の時のようなことをまたやらかす可能性もあるので却下。
パイオニアには期待していたんですが、シマノの意向なのか7950用のぺダリングモニターセンサー SGY-PM900H79を9000シリーズ登場とともに生産を打ち切った前科があるので同じく却下。
この2社に言いたいのはDura-Aceクラスのコンポはそんなに頻繁に全とっかえできませんってこと。
まあ、シマノは仕方ない面はあります。
パイオニアには本当にがっかりです。
残るはペダル組み込み型。
はじめはPowerTapを考えていました。Wiggleで10万以下で買えそうだったので。
考えが変わったのは電池の仕様を見てから。
国内正規販売店の株式会社キルシュベルクのHPを見ると単4リチウム電池使用と書いてあるが、これはたぶん単3の間違い。
とは言え最大60時間で単3電池2本使うとなると、処分が大変。
そこでGarmin Vector3を検討。
Vector2Jのころに付いていたペダルポッドがなくなっているのでよ~く見ないと普通のペダルに見える。まあ、良く見えるところにGARMINと書いてあるのでわかる人にはすぐばれる。
電池がLR44またはSR44が片側2個ずつ使うということでコスト的にはちょっと高いかも。でも処分は簡単、嵩張らないから。
ということで
Garmin Vector 3を買ったった!!!
詳細はまた書きます。