アスタナのプロツアーライセンス継続

アスタナプロチームへのドーピング問題で対応が正式に決定

昨年ドーピング違反が相次いで発覚し、UCIがライセンス委員会にプロツアーライセンスの取り消しを要求していた件が正式に決定した。
内容としてはローザンヌ大学スポーツ科学研究所(ISSUL)が提案するあらゆる措置を尊重することを条件にライセンス取り消しの手続きを停止するというもの。
ただし、アスタナ側が課せられた条件を守れなかった場合や新たな違反が見つかった場合には手続きの再開ができるとのこと。
アスタナとしてはレースに集中できる環境ができたということでほっとしているところだろう。

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今後の流れは

とりあえず、ライセンス問題は解決と言っても良いのではないだろうか。
発覚した際には間違いなくライセンス取り消しになるだろうし、その処分内容もコンチネンタルプロチームとしても認められない、コンチネンタルチームまで格下げという情報もある。
UCIとライセンス委員会、ISSULの監視は相当厳しいものになることが予想され、さすがにその状況下でドーピングに手を出す選手、関係者は出てこないのではないか。

ただ来年以降のチーム運営に関してはかなり厳しくなることが予想される。
まずはライセンス問題。今回は取り消しを見送ったがライセンス委員会が来年度のライセンス更新を認めない可能性は十分考えられる。
次に、スポンサーの問題。ライセンスが認められたとしてもさすがにこの規模の問題が起きるといくつかのスポンサーの撤退もあり得る。そうなると金銭面でライセンスが更新されない可能性もある。
更に選手の問題。チーム運営に不安が残る状況では有力選手が移籍する可能性が高い。この場合もUCIポイントを多く持っている選手が移籍することでポイント面でライセンス更新が難しくなるかもしれない。

とりあえず、所属している選手たちは今までの不安な状況から解放され安心してレースに挑める状態になった。今までの鬱憤を晴らし存分に活躍してほしいところだ。

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