WEC 第2戦 スパ・フランコルシャン6時間レース 決勝

WEC第2戦、スパ・フランコルシャン6時間レースが終了した。
結果はアウディ7号車がポルシェ18号車を13秒差で振り切り勝利。
3位以降はポルシェ、アウディ、トヨタと続く。
アウディ7号車は開幕2連勝。ポルシェ18号車も開幕に続き2位となった。

レースとしてはフリープラクティスとは変わり穏やかなコンディションの中で行われた。
小さなクラッシュやトラブルは散発するものの、混乱もなく推移した。

レースを見ていて気になったのはトヨタ勢。
1号車はトップから14周遅れだがこれは中嶋一貴のクラッシュの影響からと思われるトラブルが発生していたようなので仕方がない。
ただ、1号車、2号車とも圧倒的にスピードが足りないと感じた。
ストレートでいとも簡単にオーバーテイクされるシーンや、1コーナーなどタイトコーナーからの立ち上がり加速で離されるシーンが何度もあった。
何かのテストをやっていてこの結果であれば問題ないが、ル・マン24時間レースはスパよりも高速性能が重視されるコース。
今のままでは厳しいのではないだろうか。

ル・マンに関して言えばトヨタの参戦体制にも疑問が残る。
アウディ、ポルシェは当然のこと、ル・マンから参戦予定の日産も3台エントリーしている。
これは24時間という過酷なレースでは当然トラブルも発生することがあるので保険の意味もある。
なのにトヨタは昨年に引き続き今年も2台体制。
昨年も3台目がいれば、もしかしたら優勝できていたかもしれない。
2台しか参戦させないのには何か明確な意図があるのだろうか。疑問が残る。

ともあれ、ル・マン24時間レースまではあと1か月ちょっと。
決勝は6月13日に行われる。
できることをすべてやって、悔いの残らないレースを期待したい。

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